無作為に抽出した7000人を対象とする抗体検査で、スラム街の住民の約57%が陽性反応を示した。
市当局者は、集団免疫が確立しつつあるのではないかとの見方を示している。
調査はムンバイ市、政府系シンクタンクのNITIアーヨグ、タタ基礎研究所が共同で実施した。
ムンバイのキング・エドワード・メモリアル病院のカマクシ・バーテ教授は
「(血液中に抗体があるということは)身を守る抗体があるということだ。こうした人々が防護壁となって、他の人への感染を防いでいる」と指摘。
ムンバイ市当局者は「集団免疫の確立に近づいているが、このまま放置するわけにはいかない。ウイルスの活動は予想できない」と述べた。
ムンバイの市民1200万人のうち、約65%は密集した換気の悪いスラム街に住んでいる。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-india-idJPL3N2F112B