世界的に有名な米ニューヨーク・コロンビア大学付属病院医師加藤友朗氏が感染・闘病・後遺症

「大したことがないというのはウソです。若い人が重症になって後遺症に苦しむ人もいるし、
実は中等症で後遺症に苦しむ人も結構な数いる。風邪と一緒だというのはまったくのウソです。」

感染して生還した米ニューヨークのコロンビア大学付属病院・加藤友朗医師を取材。後遺症に苦しむ姿をとらえた。
加藤氏は3月25日に入院し、約2カ月に渡って治療。体重は12キロ減った。
当初は発熱だけで症状は軽かったというが数日後に激変したという。
加藤氏は「シャワーの湯気でせきがとまらなくなった。呼吸困難になるくらい。
その日のうちに入院したもののさらに酸素飽和度が下がった。
人工呼吸じゃないといけないとなって集中治療室に移された。
そのときも自分の中では強い自覚症状がなかった」と振り返った。
その後は人工肺(ECMO)につながれ、昏睡状態になったという。

 加藤氏は治療中のデータを見て「血圧をあげる薬を限界まで投与していた」と述べた。
退院後は後遺症との戦いだった。
加藤氏は「目が覚めた4週間後はベッドで寝返りもできなかった」と話し、
くも膜下出血による頭痛、腎不全を発症したことを述べた。
現在は克服したが、脊髄脳神経のまひが残り、
医師として手術のメスを握る右腕が肩から上に上がらなくなったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/443b782b4358407aac13e4714f72a737b47ca3ad