大阪府の吉村洋文知事は、新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受け、大阪のミナミの一部エリアに絞って休業要請などを行う考えを示しました。

 吉村知事は31日午前、専門家らによる政府の分科会にリモート出席し、休業要請について、国が補償の財源負担をすることや大都市圏で一斉に実施することを要望しましたが、会議では結論は出ませんでした。

 「範囲をかなり絞って(休業要請を)やるべきじゃないか。大阪で言ったら、繁華街の北やミナミもありますし、今、大阪ではミナミが(感染者数が)かなり出てるので」(大阪府 吉村洋文知事)

 会議後の会見で吉村知事はこのように述べ、大阪・ミナミの一部エリアの酒類を提供する店を対象に、感染症対策を取っていない店には休業要請、対策を取っている店には営業時間の短縮を要請する考えを明らかにしました。補償については、感染症対策を取っている店には1日あたり府と市それぞれから1万円ずつ支援することを検討していて、期間は8月5日から20日の15日間の予定です。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4041963.html