滋賀県の病院で患者を殺害したとして服役した後、やり直しの裁判で無罪が確定した女性が、13年間、不当に拘束されたとして、国に対し補償金約6000万円の支払いを求めた。

 滋賀県の湖東記念病院で看護助手だった西山美香さんは、入院患者を殺害した罪で服役したが、やり直しの裁判で、自白は誘導されたなどと認められ、今年4月、無罪が確定した。

 これを受け、西山さんは、不当に拘束にされ「恋愛、結婚などの機会を丸ごと奪われた」として、刑事補償法に基づき1日あたりの上限額である1万2500円に拘束された13年間の日数をかけた5997万円の支払いを裁判所に請求した。

 今後、裁判所が補償額を決定する。

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