国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会は、2022年北京冬季オリンピックに先立ち北京で本格的なテスト大会が開催される可能性を疑問視した。ロシア・オリンピック委員会がサイトで発表した。

2020/21シーズンに予定されている北京でのスピードスケート、フィギュアスケート、スキージャンプ、ノルディック複合、アルペンスキー競技の大会は中止となる可能性があるという。

IOC調整委員会は報告書の中で「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響とそれに関連する各国間の国民の移動制限、検疫措置、新たなビザ申請要件は、2020/21冬季シーズン中に国際的な専門家、当局者、アスリートが中国を訪問する際、問題を生じさせる可能性がある」とし、北京2022組織委員会は引き続きIOCおよび各国際連盟と緊密に協力し、テスト大会を実施する機会を模索していると指摘している。
2021年に延期された東京五輪も開催が危ぶまれている。

先に東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長は大会について、無観客について検討することになった場合には「中止の話が出てくるかもしれない」と語った。

2020年08月01日 20:11
https://jp.sputniknews.com/sport/202008017661104/