https://news.yahoo.co.jp/articles/1b5b16b14547e77eb9755c8aff19b8cb1156cf23

ソフトバンクグループは傘下の英アーム売却で合意した後、株式非公開化について協議を再開する方針だ。
事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

ソフトバンクGの幹部は、先に社内で反対された経営陣による自社買収(MBO)計画を再考する方針だという。
情報が非公開であることを理由に関係者が匿名を条件に語った。

関係者1人によると、同社はアームの米エヌビディアへの売却を近く発表する予定。事情に詳しい関係者は12日、
アームの企業価値が約400億ドル(約4兆2500億円)と評価され、現金と株式による買収になるとブルームバーグに述べていた。

エヌビディア、ソフトバンクG傘下アーム買収で合意に近づく−関係者

株式非公開化の検討は初期の段階であり、実現しない可能性もある。この計画に対する同社幹部の見解は
ばらばらでまとまっておらず、多くのベテラン幹部が反対していると関係者1人は述べた。

ソフトバンクGはコメントを控えた。同社の株式非公開化に関する協議は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が先に報じていた。

同社は最近、テクノロジー企業への投資にデリバティブ(金融派生商品)を使う戦略で批判を受けており、
幹部は最近の投資家との会合で、こうした取引が比較的保守的なものだと説明したという。

ソフトバンクG、オプション取引戦略の見直し検討−関係者

ブルームバーグがまとめたデータによると、孫正義社長のソフトバンクG株保有比率は6月25日の当局届け出では20%余り。