国に協議をすすめられる環境を、が、長崎の自分勝手解釈で与党PTに一任にすりかわっている。
黒田健朗、杉浦奈実
2019年1月10日03時00分
質問に答える山口祥義・佐賀県知事=2019年1月9日、佐賀市
九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の新鳥栖―武雄温泉間の整備方法を巡り、佐賀県の山口祥義知事と長崎県の中村法道知事が9日、佐賀市内のホテルで会談した。問題解決のために国へ対応を求める方針では一致したが、フル規格を望む長崎県と、それを受け入れられないとする佐賀県の温度差は大きく、会談は平行線に終わった模様だ。
会談は非公開。2人きりで食事をしながら1時間ほど話した。
会談終了後、別々に報道陣の取材に応じた両知事によると、整備方法を巡る問題はフリーゲージトレイン(FGT)の開発がうまく進まなかったことに原因があるとして、国が責任ある立場として協議を進め、一定の方向性を示すよう求める姿勢で一致。今後も両知事による議論の場を設ける考えも示した。
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