訴状などによると、女児は平成29年6月以降、同級生の男児から暴言などでいじめを受けるようになり、翌30年2月には八尾市内の公園で暴力を受け、左手小指を骨折する重傷を負った。女児の両親は市教委や学校側にいじめ防止などを求めたが、その後もいじめが続き、女児は30年10月以降、学校に通えない不登校の状態が続くとしている。
女児は今年4月から中学校に進学したが、いじめの後遺症で体調がすぐれないという。
会見した女児の両親は「いじめを絶対、許してはならない」とし、今回の提訴で「娘が普通の女の子として、生活を取り戻す一歩になれば」と話した。
今回のいじめ問題をめぐり、八尾市の第三者による再調査委員会は今年1月、複数児童による「いじめ」と認定。市は4月から再発防止策の一環で、いじめを防ぐ市長直轄の担当部署を新設した。
産経新聞 2020.9.15 14:47
https://www.sankei.com/smp/west/news/200915/wst2009150018-s1.html