熊本大研究員殺害 逮捕の男「金ある 研究支援したい」と供述か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200918/k10012624551000.html
2020年9月18日 12時35分 NHK

熊本市で熊本大学の研究員の女性が殺害された事件で、遺体を遺棄した疑いで逮捕された67歳の男が警察の調べに対し、「『不動産を持っていて金もある。研究を支援したい』と言って女性に近づいた」などと供述をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。

今月7日、熊本市中央区本荘の市道脇の側溝で、近くに住む熊本大学の研究員、楢原知里さん(35)が首を絞められて殺害されているのが見つかり、警察は、女性の自宅マンションの清掃員だった無職の熊谷和洋容疑者(67)を死体遺棄の疑いで逮捕しました。

警察によりますと、熊谷容疑者は、女性を殺害し遺体を遺棄したことを認めているということです。

これまでの捜査で、熊谷容疑者は女性と面識があり連絡先も知っていたことが分かっていて、警察の調べに対し「『掃除の仕事はボランティアでやっている。本当はこのあたりの不動産を持っていて金もある。研究を支援したい』と言って女性に近づいた」などと供述していることが捜査関係者への取材で分かりました。

警察は、熊谷容疑者が一方的に女性に好意を寄せうそをついて近づいたとみて、詳しいいきさつを捜査しています。