新潟市で2018年、下校途中の小学2年の女児=当時(7)=が殺害された事件で殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われ、一審新潟地裁の裁判員裁判で無期懲役の判決を受けた小林遼被告(26)の控訴審初公判が24日、東京高裁(大善文男裁判長)で開かれた。検察側は「一審は量刑が著しく軽く不当で、破棄を免れない」とし、改めて死刑とするよう求めた。

 検察側は、被告が少なくとも5分以上首を絞めて女児を殺害したと指摘。一審が殺害の計画性を否定した点については、事実誤認があると主張した。

 弁護側は「殺意やわいせつ行為はなく、傷害致死罪にとどまる」とし、有期刑とすべきだとした。

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