10月06日 19時20分

5日、弘前市の住宅の敷地にある小屋で、50代以上と見られる男性の遺体が見つかりました。
警察によりますと、遺体は死後1年以上が経過していて、白骨化が進んでいるということで、警察が身元の確認を急ぐとともに、事件に巻き込まれた可能性も視野に捜査を進めています。

5日午後1時半前、弘前市大久保の住宅の敷地にある小屋に遺体があると、この小屋の所有者の兄の70代の男性から警察に通報がありました。

警察が調べたところ、小屋の中から白骨化が進んだ遺体が見つかり、司法解剖の結果、遺体は50代以上の男性と見られ、死後1年以上が経過していると見られています。

通報した男性は5人兄弟の長男で、小屋は3男が所有しているということで、長男が小屋に入ったところ、遺体を見つけたということです。

警察によりますと、小屋には、以前、60代の次男が住んでいたという情報もあるということですが、去年1月ごろから行方が分からなくなっているということです。

また、捜査関係者によりますと、小屋のドアは、内側からは開けられないようになっていたということです。

警察は、遺体の身元の確認を急ぐとともに、関係者から事情を聞いて事件に巻き込まれた可能性も視野に捜査を進めています。
遺体が見つかった小屋の近くに住む70代の男性は、「びっくりしました。きのうから警察官が集まって、ものものしい雰囲気でした」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20201006/6080009958.html