十勝の大樹町で旧日本軍の「トーチカ」が崩落しているのが見つかり、町は危険なため周囲に立ち入らないよう呼びかけています。

大樹町では、太平洋戦争中に旧日本軍がアメリカ軍の上陸を阻止するために造ったコンクリート製の「トーチカ」が18基見つかっていて、戦争を伝える遺跡として保存されています。

このうち太平洋に面した崖の上に突き出る形で残されていたトーチカが、高さ3.5メートルの崖ごと崩落しているのを先月、道の職員が見つけました。
町の教育委員会によりますと、このトーチカは高さ4.5メートル、幅5メートルほどの大きさで3年前に発見されたということです。

高波や地下水で海岸の浸食が進んだことから崩落したとみられていて、町は危険なため周囲に立ち入らないよう呼びかけています。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201009/7000025549.html