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 では、この先はどうなるのでしょうか?

 まず、5月に登場した日産「キックス」ですが、意外と数字は伸びていません。6月の登録台数は1836台で、車名別ランキングでは27位。7月はランキング圏外(50位より下)で、8月は1178台で38位。受注は1万台以上という話ではあるものの、タイからの輸入車ということもあってか納車に手間がかかっているようです。

 また、「キックス」はハイブリッドのe-Powerで価格帯が高めで、しかもFF車しかないというのも不利なところ。降雪エリアでの冬場の販売は苦戦するのではないでしょうか。

 続いて「ヤリスクロス」はというと、こちらも受注は順調なようで、先行予約だけですでに目標の3倍となる1万台以上を突破しているとか。また、「ヤリスクロス」は180万円からスタートするなど、お手頃価格グレードが用意されており、さらに4WDもしっかりとラインナップされています。販売目標である月販4100台は、軽々とクリアしそうな気配です。

 ただし、目標値では「ヴェゼル」や「CX-3」を上回ることはできそうですが、同じトヨタの「ライズ」を超えるのは難しいところ。実際どうなるかは、リアルな販売台数の数字が出てくる10月以降の様子見といった状況です。

 最後に、現在はランキング圏外となっているスバルの「XV」ですが、9月に大幅改良を実施しました。もしかすると、このテコ入れでランキング内に戻ってくる可能性も大いにあるでしょう。

 まとめてみれば、現在のベストセラーである「ライズ」に対して「ヤリスクロス」が挑戦。その下で、去年のディフェンディング・チャンピオンである「ヴェゼル」と新顔「キックス」が争い、最後に「CX-3」と「XV」が続くという展開になるのではないでしょうか。

 どちらにせよ、新型車の登場などでコンパクトSUVに注目が集まれば、その相乗効果でライバルの数字が良くなることも十分考えられます。この秋から冬にかけてもコンパクトSUVの商戦は、まだまだヒートアップすると思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b0e5aa72defd3f6d21dd5818e61624184dd2d71&;page=2

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