>>900
種族集団の系統を支配層を意識しながら見ていくときはYハプロの方が良いかもしれませんね。

縄文人男性が多数の渡来系弥生人の女性に子供を産ませたので
Y染色体D1bが多いのは当たり前で縄文系マーカーがすごく多く残る。

ただ一時期に限って大陸南部の稲作弥生系の集団が多数渡来して
その急激な増加がまたぴたりと止まりその後再び縄文マーカーが
少しずつ蓄積していく。

だから日本では見つかるが朝鮮半島ではほとんど縄文マーカーは見つからない。
縄文系マーカーが核ゲノムと較べても多いのはそれだけ父系の支配層として多くの
縄文人がいたからです。
朝鮮半島には日本人の基底といえるD1bがほとんど見つかりせん
ここは非常に大きな違いですね。
核ゲノムの解説本にも日本の系統を論じる時にはYハプロに多数のページとを割くのは
これが理由です。

35年前くらいの研究で世界の血液を集めて血清肝炎などを引き起す抗原の研究の際の解析では、
中国北部と朝鮮半島は同じ型、フィリピンからインドネシアをへて日本にかけては別の型で、
最近のゲノム解析の結果はおおよそ予想されていました