経済産業省は16日、公道を使った電動キックスケーターの走行実験を7都市で10月下旬から順次始めると発表した。実験では本来走れない自転車専用レーンの通行を特定地域で解禁。事業者はスケーターを貸し出し、利便性や安全性を確認する。期間は来年3月まで。

 経産省はLuup(ループ、東京)、EXx(エックス、同)、モビーライド(福岡市)の3社を事業者として認可した。東京都の一部と神奈川県藤沢市、千葉県柏市、神戸市、広島県尾道市、愛媛県今治市、福岡市で実験を始める。各社は50〜100台程度を希望者に貸し出し、日常的に使ってもらう計画だ。

 電動スケーターは道交法上は原動機付き自転車で車道を走らなければならない。運転者は免許証携帯とヘルメット着用を義務付けられ、車体にはナンバープレートと方向指示器の装着が必要となる。日本の規制は海外に比べて厳しいとされる。

産経新聞 2020.10.16 21:50
https://www.sankei.com/economy/news/201016/ecn2010160034-n1.html