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日本学術会議任命「首相決裁文書」の内容は?甘利氏ブログ記事修正の“姑息さ”
郷原信郎 10/14(水) 15:31
ttps://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20201014-00203001/

この問題について、その後、信じ難い動きがあったことがわかった。

【BuzzFeed Japanの続報】によると、
甘利氏が、「積極的に協力している」と書いていた公式ブログ記事が、
10月12日までに「間接的に協力しているように映ります」という表現に、
こっそり書き変えられているというのである。
確かに、甘利氏の公式ブログを見ると、そのとおりに書き変えられている。

甘利氏のブログ発言は必ずしも「名誉棄損罪に該当する」わけではない。
甘利氏が「千人計画」に関して批判した日本学術会議も名誉棄損罪の客体になるので、
学術会議側が告訴することは可能である。もし、告訴が行われた場合は、
甘利氏の側は、ブログ発言がいかなる根拠に基づくものか、
それが真実だと信じた理由を述べれば、「真実性の証明」ができるかもしれない。
その場合は、名誉棄損罪は成立しないことになる。

国会議員たる政治家であれば、そのぐらい、自分自身の発言には責任を持つのが当然であろう。
ところが、甘利氏が、名誉棄損に関する指摘を受けて行ったことは、名誉棄損にならないように
ひっそりと発言内容を変えるという、何とも“姑息なやり方”だったのである。

日本学術会議批判を大きく盛り上げる契機となった甘利氏のブログ記事がこのような有り様では、
せっかく下村氏が立ち上げた「学術会議の在り方を検討するプロジェクトチーム」での
日本学術会議の在り方論も、腰砕けになってしまいかねない。