0001ブギー ★
2020/10/22(木) 18:42:05.53ID:yN122hEc9ペトロナスはこのほど、LNG船最大6隻の調達に関わる提案依頼書を海運会社に送付した。邦船大手を含め国内外20社程度に打診した模様だ。契約開始は2024年ごろとみられる。
ペトロナスは造船所ともLNG船最大6隻の発注に向けた交渉を進めているようだ。韓国と中国の造船所の受注が有力視されている。
LNG船の建造実績が豊富な韓国だけでなく、中国の造船所の起用を検討しているのは、中国がLNGの販売先にもなり得るとの思惑があるためとされる。
ペトロナスは今回、造船所と海運会社をそれぞれ異なる入札で選定。選定した後に双方をマッチングさせる方式でLNG船を調達する。
ペトロナスが海運会社に提示した条件などは不明。ある関係者は「6隻の運航管理を一括して請け負うことが前提になっている。ハードルは高い」と語る。
ペトロナスは自国の国営海運MISCとの関係が深い。そのため今回もMISCを軸に商談は進むのではないかとの見方が有力だ。
ただ今年2月のペトロナスの新造LNG船商談では、川崎汽船が8万立方メートル型2隻の長期契約を獲得。海外船社との関係も重視していく考えが示された。
一方、MISCは昨年9月に日本郵船と三菱商事がLNGカナダ向けに新造するLNG船2隻を共有することで合意。これらパートナー関係を生かして邦船勢が参画する可能性もありそうだ。
LNGカナダはブリティッシュ・コロンビア州キティマットで計画されているLNGプロジェクト。英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルが主導しており、年産1400万トンで20年代半ばの生産開始を目指している。
ペトロナスはLNGカナダに25%出資している。同出資比率に応じて年350万トンのLNGを引き取り、アジア地域などの顧客に販売する。
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