全体に広がる消耗感が各国政府の手ごわい新たな敵として浮上


米首都ワシントンの回廊から石畳の仏パリまで、新型コロナウイルスが再び猛威を振るっており、
封じ込めに向けた規制措置が各地で再び強化されている。

しかしながら、前回とは大きな違いがある。
誰もが「パンデミック疲れ」に悩まされているという点だ。

医療関係者は7カ月間に及ぶウイルスのとの戦いで士気が下がっている。
国民の支援を得るため、世界の首脳が当初使っていた「有事」を強調する言動も消えた。

今春のロックダウン(都市封鎖)下では意欲的に自己隔離を徹底した家族のメンバーも、
互いに会えない状況をもはや受け入れらなくなっている。
https://jp.wsj.com/articles/SB11341520251156384271004587060721037254272