一般的な人達たちは「情報が多ければ多いほどいい」と思っている。なぜなら、情報を「比較検討する」ことができるからだ。

そうすることが「民主主義の成立」には必須のため、私たち国民にもそれが期待されている。そして、そのための情報を提供するのが「メディアの存在」となる。

ところが、実際は一部の人たちは情報を比較検討しているのではなく、自分に都合のよい情報だけを集め、自分に都合の悪い(不協和な)情報は「排除する」ことで、結果的に情報を選んでいるのだとする社会心理学の研究がある。

「認知的不協和理論」と呼ばれる考え方だ。