RUS_Devils_Gate_Cave_N

>悪魔の門遺跡の2人と遺伝的に際立って類似していたのは、近くに居住するツングース系のウリチ(Ulchi)集団で、日本人や韓国人もかなり類似している方に入り、モンゴル人や華北の漢人よりも類似しています。悪魔の門遺跡1号のミトコンドリアDNA(mtDNA)のハプログループは東アジアでよく見られる(現代日本人では最多の割合)D4です。

TWN_Hanben_3400BP

>オーストロネシア語集団は台湾から太平洋南西部とマダガスカル島にまで及びます。中国南部本土は、地理的近さと遺物から、台湾に拡散した先オーストロネシア語集団の起源地と考えられてきました。さらに、現代アジア南東部人のミトコンドリアDNA(mtDNA)ゲノム分析でも、中国南部起源が示唆されています。

NPL_Chokhopani_2700BP

>標高4000m以上のチベット高原は、人類にとって最も過酷な生活環境の一つです。チベット高原における人類の拡散は更新世までさかのぼりますが、永続的な居住の証拠は3600年前頃以降と推測されています。「中核チベット人」は、チョコパニ(Chokopani)のような古代ネパール人個体群と密接に関連しており、ユーラシア西部系統や低地アジア東部系統とは過去数十世代にわたって最小限の混合(交雑)しかしていない、と推測されます

https://sicambre.at.webry.info/202004/article_41.html