中国、邦人2人の実刑確定
スパイ罪、上訴棄却も詳細不明
2021/1/13 02:00 (JST)1/13 02:17 (JST)updated
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 中国でスパイ罪などに問われた日本人2人が一審の実刑判決を不服として上訴した訴訟の判決公判が、昨年に北京でそれぞれ開かれ、2件とも棄却されたことが12日分かった。日本政府関係者が明らかにした。中国は二審制のため、懲役刑が確定した。

 棄却されたのは2019年に懲役6年の判決を受けた日中青年交流協会の鈴木英司理事長と、18年に懲役12年を言い渡された札幌市の男性。いずれも北京市の高級人民法院(高裁)が棄却した。どのような行為が罪に問われたかや、上訴審判決の詳細な時期は不明。

 鈴木氏は16年、シンポジウム開催の打ち合わせで北京を訪れた際に拘束された。(共同)

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