シリア東部で親イランの民兵組織などを標的としたイスラエルによるものとみられる空爆があり、これまでに57人の死亡が確認されました。

シリア人権監視団によりますと、シリア東部デリゾール近郊などで12日夜から13日にかけ、イスラエル軍によるものとみられる空爆がありました。

親イランのイスラム教シーア派組織ヒズボラや民兵組織が標的になったとみられていて、これまでに過去最悪規模の57人の死亡が確認されたということです。

ロイター通信によりますと、今回の攻撃についてイスラエル軍はコメントしていませんが、閣僚の1人は地元ラジオで、「具体的事例には言及しないが、諜報の結果、シリア内で脅威があると報告されれば相応の措置を取る」と述べているということです。

シリア内戦では、イランがアサド政権を支援。イランを敵視するイスラエルがたびたび空爆を行っていて、ロイター通信は、去年1年で500か所以上の標的に対してイスラエルの攻撃が行われたと報じています。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4173588.html