厚生労働省が22日、警察庁の統計をもとに発表した。男性が1万3943人(前年比135人、1・0%減)、女性が6976人(同885人、14・5%増)。男性の自殺者が女性の2倍にのぼる一方、女性の増加幅が目立つ。
人口10万人あたりの自殺者数は16・6人で、政府が26年までに目指す主要先進国並みの13・0人以下を上回り続けている。都道府県別では、岩手、山梨が22・3人で最も多かった。
厚労省が20年1〜11月の自殺者1万9225人について分析したところ、小・中・高校生が440人(前年同期比68人、18・3%増)で、こうした区分の公表を始めた1980年以降、年間で過去最多だった86年の401人を既に大きく上回っている。年代別では19歳以下が前年同期比13・8%増の707人、20代が同16・8%増の2287人と大きく増え、女性に限るといずれも3割増だった。(石川春菜
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