Bkavの予想通り、2020年は「持続的標的型攻撃(APT攻撃= Advanced Persistent Threat)」が急増し、前年の2倍に相当する80万台余りのコンピュータが感染した。この背景には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により在宅勤務が増加したことがあるとされている。

 この他では、銀行からオンラインバンキング利用者の携帯端末に送られる取引用のワンタイムパスワード(OTP)を盗み取るスパイウェアの氾濫も顕著だった。携帯端末のスパイウェア感染は平均で毎月約1万5000 件以上に上り、特に「VN84App」というスパイウェアによる被害が大きかった。

ベトナムの重要な機関・組織も12月下旬にサプライチェーン攻撃(Supply Chain Attack)を受けたことが確認されている。

 この他、2020年はソーシャルネットワーキングサービス(SNS)で「10年間の顔の変化」を写真で紹介する遊びが流行ったが、Bkavはこれについて、個人情報を盗み取られる可能性が高いとして警戒を呼び掛けている


VIETJO 2021/01/22 14:42
https://www.viet-jo.com/m/news/statistics/210121154358.html