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テレワークの浸透により、改めて注目を集める都心郊外。特に千葉と埼玉は都市部へのアクセスが優れ、地価が安い地域も少なくない。そんな2県を不動産投資の主戦場にするサーファー薬剤師氏とすんで埼玉氏による大家対談が実現――。

緊急対談!千葉vs埼玉、どちらがお得?
サーファー薬剤師(以下、「薬剤師」):僕が千葉県の九十九里でやっている民泊は海と日帰り温泉が主なコンテンツなのですが、コロナ禍の集客はまったく問題ありませんでした。バーベキューのニーズが今年も強いまま。通年だとサーファー需要よりも家族でバーベキューする需要のほうが多いんです。

すんで埼玉(以下、「埼玉」):自分もモデルハウスの遊休時間を使って埼玉の鴻巣で民泊を運営してますが、利用客の7割はバーベキューをやっていますね。物件は周辺にホテルがまったくなくて、それこそ田んぼのど真ん中のような場所ですが、一泊で5万円いただくこともあります。

薬剤師:すごい! 観光資源もない田んぼの中で民泊が成立するんですか?

埼玉:オシャレで大きな家なので、家に滞在すること自体が目的なんです。小旅行って海や山に行くことを連想しがちですけど、冷静に考えると室内で過ごす時間も長いので必ずしも周辺に何かある必要はないんですよ。

「一軒家でゆっくり」はトレンドにも合致
薬剤師:コロナの影響はどうでした?

埼玉:外国のお客さまはゼロになりましたが、もともと日本人客が中心でした。そのため、大きな影響はなく、4月は過去最高の売り上げでした。もっともこれは一時帰国した駐在員が隔離生活という特需によるものですが。

薬剤師:人の多いところには出向かず、一軒家でゆっくりするというのはトレンドにも合ってますしね。埼玉で今、特に注目の場所はありますか?

埼玉:今は鴻巣で民泊を運営してますが、東京から50キロ圏ならいろんなエリアで成立するビジネスモデルだと思ってます。穴場は高速インターから近いけど駅から遠い場所で、圏央道や関越道沿いの地域。東松山や坂戸あたりが狙い目ですね。坪5万〜10万円で土地にほとんど価値がないけど、アクセスの観点だとめちゃくちゃ便利なので“歪み”があるんですよ。
ブランド化された街は「指名買い」がある
薬剤師:千葉だと一宮町というオリンピックのサーフィン会場にもなってる街があるんですけど、今そこがプチバブル化していますね。特急に乗れば東京まで1時間と便利で、元から人気のある場所だったんですけど、コロナ禍でさらに人気が加熱した感じです。

埼玉:やはりサーファーの方が住む感じですか?

薬剤師:テレワーク前から「サーフィン移住」という方もいたのですが、テレワークになってからはサーファーじゃない方がレジャー以外の目的で移住しているケースが多いようです。

埼玉:一宮のようなブランド化された街は「指名買い」があるんですよね。「僕はここに住みたい」みたいな。埼玉にはそういう場所が少なく、指名買いがあるとすれば文教都市の浦和など。それ以外の地域で「ここに絶対住みたい」という人は多くないです。いってみれば、埼玉はユニクロ。機能性が高く、コスパはいい。「ベースの服はユニクロが合理的。小物や靴に予算をかける」みたいな感覚に近いですね。

薬剤師:私も元々東京生まれ東京育ちで、サーフィンを満喫するために九十九里に移住しました。九十九里は湘南と比較されがちで、湘南のほうがオシャレで人気があるのは確か。でも、サーファー視点で見ると九十九里のほうがいい波がある。一度、こっちに住むともう東京に戻る気になれない。ほかにもイメージは東京や神奈川が上だけど、実際住むと千葉のほうがいいって地域は珍しくないと思うんです。コスパなら千葉も負けていません。コロナ移住を検討してる方はぜひ千葉に!

全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/09a7329ac9c1f65b456747a6a32603d0ffae5e3c
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