>>701
2021/2/23
「風当たり強かった」自民現職3人落選 大分市議選
 現職43人と新人15人の計58人が争った21日の大分市議選(定数44)は、自民が大幅に得票数を減らし、現職3人が落選する波乱の展開となったが、
 市議選を最後に立憲と合流する社民は、現職4人が高い得票数で当選して意地を見せ、立憲は議席数を伸ばし党勢を拡大。共産は議席数を減らし、
 維新は新たに議席を獲得し、議席数の増減や野党の合流で、市域の大半が衆院大分1区の選挙区と重なるだけに、年内にある国政選挙への影響も
 注目されるとの事。
 市議会最大勢力の自民は、現職15人の合計得票数が4万3373票と、前回選挙(2017年/5万3289票)に比べて約1万票減らし、現職3人が落選し、
 3000票に届かずに下位に甘んじる現職も続出。
 当選したものの前回選挙よりも700票以上得票を減らした秦野恭義・党大分市支部連合会長(79)は
「(菅義偉内閣での相次ぐ不祥事のため)自民への風当たりは強かった。投票率の低下と新人候補の多さが得票数を減らした原因だ」との事。
 一方、社民は現職4人全員が当選。得票数の上位5番目までに現職3人が名を連ね、社民の「牙城」としての存在感を見せつけたが、
 県連の守永信幸幹事長は「これまで議員が支援者との間で築いてきた信頼関係が投票に結びついた。各議員の頑張りの結果だ」との事。
 立憲は現職2人と新人1人の計3人全員が当選。
 増原寛・県連幹事長は「大分市は県連として力が弱かった場所。公認候補が全員当選できたのは大きい」と手応えを口にし、立憲3人と社民4人を合
 わせて一気に党勢を拡大させたい構えだが、社民は4月をめどに立憲と合流する方針だが、今後は野党最大会派として結束できるかが鍵を握りそうだ。
 公明は現職6人が4000票前後を獲得して当選する安定した戦いぶりで、党候補者でトップの得票数だった川辺浩子(60)は
「コロナ禍で人と会えない厳しい選挙戦だった」との事。
 一方で共産は現職3人中1人が落選し、1議席を失ったが、県委員会の林田澄孝委員長は
「自民に逆風は確実に吹いていたが、反自民の受け皿になりきれなかった」との事。
 社民党現職の高野博幸氏(56)は7期目の当選だが、高野氏は
「大分市は社民党の牙城。支持者の中でも、ずっと社民党で頑張ってほしいという声もあった」
 市議会社民会派の幹事長を務める高野氏は、自身の今後について立憲に合流する方針を示した上で
「支持者からは『今回も社民に投票したく、期日前で高野さんに入れてきた』と電話があった。社民党を支持し続けてきた人の声も大事にして、市政
 に対峙(たいじ)したい」
「労組などの支援があって当選している。関係各所と協議し、時間をかけて移行したい」と語り、立憲と緩やかに合流する意向を示したとの事。
 3選を狙うも落選した自民現職の松木大輔(33)は22日、市議会議員控室で机の整理を進めたが、新型コロナ対策としてSNSなども使って選挙戦を
 展開したが票が伸びず
「話を聞いてくれた人の反応はよかったけれど、得票につながらなかった。4年後も出たい気持ちもあるが、それまで今の熱量を保ち続けられるか……」
 市議会定数に占める女性市議の割合が4.5%と他の県庁所在地の市議会に比べて圧倒的に女性が少なかった大分市議会だが、今回の選挙では女性6人
 が立候補し、新人2人を含む4人が当選を果たしたが、
 初当選を果たした立憲新人の宇都宮陽子氏(55)は、東京五輪・パラリンピックの組織委員会で森喜朗前会長が女性蔑視発言をし辞任に追い込まれた
 ことに触れ「あの発言がきっかけで女性の声を政治に届けなければと機運が高まった。その受け皿になれたと思う」
「市議になったからには、議会に女性の声を届けるパイプ役として頑張りたい」との事。
※維新が議席を獲得したとあるが、大阪市では大阪維新の会が推す、2020/11/1に「大阪都構想」ではなく「大阪市廃止」住民投票では否決に追い
 込まれ、国政政党の足立康史は通常国会で、以下に示すとても国会議員とは思えない下衆な発言を連投し、自公政権とは異なる野党との位置付
 けだが、政府与党自由民主党・公明党が提出する法案には悉く賛成しながら、野党の側に居座り、今回大分市議選で自民党の議員が落選する状況
 で漁夫の利で獲得しただけの全国的には泡沫政党の為、昨今の新型コロナウィルス感染症対策に失敗した政府与党自由民主党・公明党と同罪の
 政党でもある為、来る第49回衆院解散総選挙では、大分一区の有権者も、自由民主党・公明党並びに日本維新の会の立候補する議員には一切投票を
 しない事を強く勧る。