コロナ“第3の治療薬”承認へ バリシチニブとは？
テレ朝[2021/04/22 20:40]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000213835.html
動画
https://www.youtube.com/watch?v=_JBM73wBOao
新型コロナウイルスの治療薬として国内3例目の薬が承認される見通しです。
新たな治療薬として承認される見通しなのは、関節リウマチやアトピー性皮膚炎の治療薬「バリシチニブ」です。
感染力が高く若い人も重症化しやすいとされる変異ウイルスの感染者が急増しています。検査もままならない。一般市民のワクチンはいつになるのか分からない状況。
そんななか、新たな治療薬のニュースは一筋の光明。一体、どんな薬なのでしょう。
とれたてのバズった話題をお届けする「トレバズ」のコーナー。
（林美桜アナウンサー）
今日は、新型コロナ第3の治療薬として承認される見通しのバリシチニブという薬について詳しくお伝えしていきます。実はこの薬、関節リウマチの治療薬なんです。なぜコロナに効くのでしょうか？コロナ患者の対応にあたっている埼玉医科大学総合医療センターの岡秀昭教授にお話を伺いました。そもそも関節リウマチとは詳しい原因がわかっていないんですが、何らかの原因で異常が起きてしまい、免疫が自分を攻撃してしまうことで関節内で炎症が起こってしまうんです。その炎症を抑えるのがバリシチニブという薬なんです。
（大木優紀アナウンサー）
全く関係のないところに使われる薬がコロナに効くって意外ですよね。
（林美桜アナ）
そうなんですよね。関節リウマチの炎症の起き方がコロナで重症化した患者の肺の中でも起こっていてバリシチニブが効いたということなんですね。肺と関節、場所は違うんですけどどちらもバリシチニブが効くということなんです。
このバリシチニブは第3の治療薬として承認される見通しの薬ですが、今までも2つ承認された薬があります。1つ目はレムデシビル、2つ目はデキサメタゾン、それぞれ役割がありますのでどんな仕事をするのか見ていきます。重症患者の肺は、新型コロナウイルスと自分の免疫が激しい争いを繰り広げているんですね。そうなると炎症を起こしてしまう。そこにまずレムデシビルを投与すると「新型コロナウイルスの数を減らす」ことができるんです。その後組み合わせて、デキサメタゾンかバリシチニブを使うと、残っている「炎症を小さく抑える」ことができます。つまりデキサメタゾンとバリシチニブは目的が一緒の薬なんです。
ではバリシチニブが承認されると一体どんなことが期待できるのか？岡先生にお話を伺いました。デキサメタゾンが効かなかった時に、バリシチニブを使うなど「治療の選択肢が拡大する可能性」があるということなんですね。ですがまだまだ課題もあります。今のところデキサメタゾンとバリシチニブの併用が大丈夫という根拠が少ないそうなんですね。ただこの後研究が進んで2つ併用できると、重症化した患者への治療が前進する可能性があります。小松さん、選択肢が拡大する可能性があるのは明るい未来が見えますよね？
（小松靖アナウンサー）
医療の現場では、承認されていない薬、例えばアビガンという新型インフルエンザの薬を本人の許可を得て特例的に使うことがありますけど、本当に限られた選択肢の中で皆さんが戦っていることを考えると、本当に一つでも承認される事がいかに大きな力になるかって事が伝わって来ますね。
（林美桜アナ）
そうですね。今日は、新型コロナの治療薬についてお伝えしました。
参考
3番目の新型コロナ治療薬「バリシチニブ」ってどんな薬？
M&A Online 2021/04/23
https://maonline.jp/articles/lilly_corona20210423
第3の新型コロナ治療薬バリシチニブの効き方
https://www.youtube.com/watch?v=bovAYlA26jk
2021年アトピー治療【オルミエント】飲み薬の特徴・副作用・価格 最新解説 （薬名：バリシチニブ）の効き目とは
https://www.youtube.com/watch?v=HoZxS5_7INI
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https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1619046181/
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https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1618602117/
