>>556
 よく殺人等の凶悪事件の犯人が過去に猫を殺したり虐待していた例が多いという報告や実例を挙げ、
「猫を殺す人は人も殺す」との理屈を叫ぶ人がいるが、これは論法が間違っている。
 この理屈で用いられた計算式は、殺人者の数を分母として過去に猫を殺した事がある者の割合を求めたものだ。
しかし、この計算式から導き出せるのは「殺人者は過去に猫を殺している可能性が高い」でしかない。

 それに対し「猫を殺す人は人も殺す」を述べるのに必要なのは猫を殺す者の中で人も殺す割合であり、
その計算式は、殺人者ではなく猫を殺す者の数が分母でなければならない。その結果が大きかった時に初めて
「猫を殺す人は人も殺す」と言える。殺人者を分母にするのは明らかに間違いである。

 「猫を殺す人は人も殺す」というのは、間違った計算式を用いて導き出された詭弁である。

https://i.imgur.com/rlwbEbp.png