小野市 ワクチン接種キャンセル 保育所職員などにも接種へ
新型コロナウイルスワクチンの高齢者への接種が進められる中、兵庫県小野市は予約のキャンセルなどが出た場合、ワクチンの廃棄を避けるため、保育所や幼稚園などの６４歳以下の職員も対象に接種を行うことになりました。
小野市では、今月から高齢者へのワクチン接種が始まっていますが、予約のキャンセルが出たり、医師から接種できないと判断されたりすると、ワクチンが余る可能性があります。
こうした場合のワクチンの廃棄を避けるため、小野市は、市内１６か所の保育所や幼稚園、それに、こども園に勤める６４歳以下の職員も対象に接種を行うことを決めました。
市は、ワクチンが余る可能性が出たとき、別の高齢者や医療従事者に接種できない場合、担当者が接種場所から近い保育所などの施設に電話してすぐに来てもらうよう伝えるとしています。
市によりますと、およそ３８０人が対象になるとみられ、事前に氏名や生年月日などの情報をまとめたあと、来週以降、運用を始めることにしています。
小野市市民福祉部の岡本智弘 部長は「余ったワクチンを廃棄するわけにはいかず、誰を優先するかを考えた。高齢者は体調や急用で接種に来られないことがあると思うので、キャンセルがあるという前提で準備をしていきたい」と話しています。
05月19日 17時10分
NHK
