出水市の飲食店への営業時間短縮要請について答える塩田康一知事=22日、鹿児島市
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鹿児島県は22日、新型コロナウイルスの感染者が急増している出水市を、飲食店の営業時間短縮の要請区域に追加すると発表した。約630店が対象。期間は、時短要請を継続する鹿児島市、霧島市の飲食店と同じく週明け24日〜6月6日の2週間。要請に応じた事業者には協力金が支払われる。
出水市では19日に飲食店でクラスター(感染者集団)発生が確認されるなど、22日までの直近1週間の新規感染者数が30人となった。鹿児島市の103人に次いで多く、霧島市は27人。
出水市に隣接する阿久根市でも感染者が急増し、22日時点の直近1週間で23人となっていることも勘案した。塩田康一知事は南日本新聞の取材に「周知期間を設ける議論もしたが、できるだけ早く対策を打ちたかった。感染収束のため、協力をお願いしたい」と語った。
時短要請は、午前5時〜午後9時(酒類の提供は午前11時〜午後8時)。テークアウト(持ち帰り)やデリバリー(配達)の営業形態、ネットカフェ、漫画喫茶などは対象外。中小企業への協力金は売上高に応じて1店舗当たり計35万〜105万円。
時短要請中の奄美、和泊、知名の3市町は当初予定通り23日までで終える。