大分市 ワクチンの個別接種始まる 高齢者対象
大分市では、一般の高齢者を対象にかかりつけ医などで行う新型コロナウイルスのワクチンの個別接種が、24日から始まりました。
大分市では、およそ13万8000人の高齢者を対象にしたワクチン接種で、専用会場での集団接種と並行して、かかりつけ医などでの個別接種も行うことにしています。
このうち個別接種が24日から始まり、市内の鹿子嶋医院では、予約をしていた高齢者が医師の問診を受けたあとにワクチンを接種していました。
そして、接種を終えた人は別のスペースで15分ほど待機して、副反応が出ないかなど問題がないか確認していました。
この病院では、今週、60人の接種を予定していますが、希望する高齢者が多いため、来週以降、接種する人数をさらに増やすことを検討しています。
接種を受けた82歳の男性は「この日を待っていました。信頼している医師に接種してもらえて安心した」と話していました。
鹿子嶋医院の鹿子嶋俊平院長は「思っていたよりもスムーズに接種ができた。一方で、接種や予約の電話の対応で通常診療に制約もあり、できるだけ接種と診療の時間帯をわけて対応したい」と話していました。
大分市によりますと、先週までは集団接種で、1週間におよそ2000人の接種が可能でしたが、今週は、集団接種と個別接種を合わせておよそ1万4000人の接種を行う見込みだということです。
05月24日 12時18分
NHK