>>24 (続き)
さらに2つほど付け足したいことがある
1つ目は、致死率の評価である。上記で試算したように、7月末以降の致死率は0.08%になると見込まれる
これは、1シーズンでおよそ1000万人が感染し、1万人が死亡する、インフルエンザの致死率0.1%と同じ水準である
これまで「コロナなどインフルエンザと同じかそれ以下だ」という、誤った言説が一部で見られた
しかし、致死率が同等となる7月末以降は、本当の意味で「インフルエンザと同程度」と言って差支えない状況になる

2つ目は、インフルエンザと同程度となったコロナの扱いを変更せよ、ということである
去年12月の第3波のおり、医療崩壊を起こす状況が現れ始めた頃、一部から感染症の指定を変更せよという主張があがっていた
ベットが足りないなら、基準を変更して間に合わせれば良いという、コロナの危険性を無視した、数字合わせの暴論であったと思う
しかし、7月末以降の状況は、去年12月の状況とは大きく異なる
まず、致死率がインフルエンザ並みに低下していることに加え、ワクチンがあり接種が進んでいること
さらにアビガンやイメルペクチン、レムデシビルなど、海外で使用され効果ありとのエビンデンスを持った治療薬が揃ってきている
致死率が低く・ワクチンがあり・治療薬も揃っているのであれば、感染症としての分類を変更するのは妥当な判断かと思う
分類が変更されれば、一般の診療所などでも扱えるようになる。医療負担軽減にも大きく寄与すると思う (続く)