>>852
2021/6/3
 五輪「何のためにやるか明らかでない」 尾身茂、政府に説明求める
 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会会長尾身茂は2日の衆院厚生労働委員会に出席し、東京オリンピック開催について、
「今の状況で普通は(開催は)ないが、やるということなら、開催規模をできるだけ小さくし、管理体制をできるだけ強化するのが主催する人の
 義務だ」
「感染リスクを最小化することはオーガナイザー(開催者)の責任。人々の協力を得られるかが非常に重要な観点だ」
「なぜやるのかが明確になって初めて市民はそれならこの特別な状況を乗り越えよう、協力しようという気になる。国がはっきりとしたビジョンと
 理由を述べることが重要だ」
 また、衆院内閣委員会で、感染の最小化に向けて
「オリンピックをやるのであれば、国や自治体、国民に任せるだけではなく、組織委員会も最大限の努力をするのは当然の責任だ」
 パブリックビューイングについても、
「自分のひいきの選手が金メダルをとったりすれば声を上げて喜びを表すこともあるだろうし、そのあとみんなで『一杯飲もう』ということもあり
 える」
「一般の市民には理解しにくいというのがわれわれ専門家の意見だ」
 2日夜には、新型コロナ対策について厚生労働省に助言する「アドバイザリーボード」でも五輪・パラリンピックについて議論があり、座長の脇田
 隆字・国立感染症研究所長は会合後の記者会見で
「大きなイベントによって国内の感染状況にどういう影響があるかリスク評価し、それに基づいた必要な対策が行われるべきだという意見があった。
 私自身もそう思う」
 東京五輪・パラリンピック開催を巡っては、感染状況が「ステージ3(感染急増)だと無観客を含め大会の規模を縮小しないと、再び感染拡大につ
 ながるリスクがある」「ステージ4(感染爆発)では医療の逼迫(ひっぱく)がさらに深刻化する」などとした意見が、分科会の専門家の間で出て
 いるとの事。


2021/5/27
“五輪型変異株”リスクも 「なぜ簡単に、安心安全と言えるのか」医師ユニオン代表が怒り
「全国医師ユニオン」代表の植山直人さん(63)
「インドや日本の第4波など国内外の感染状況を見れば、日本政府もIOC(国際オリンピック委員会)も当然中止の判断をすると思っていました。とこ
 ろが、菅義偉首相は『選手や関係者の感染対策をしっかり講じ、安心して参加できるようにし、国民の命と健康を守る』と繰り返すばかり。ああ、
 本気でやる気なんだ、と」
「世論の6〜8割は五輪の中止や延期を求めています。そんななか、テストイベントや聖火リレーが各地で行われていますが、これらの参加者も複雑な
 思いを抱いているはずです。五輪開催に不安を感じる人たちの感情が五輪出場選手の辞退要求に向かっていますが、あってはならないことです。国
 は一刻も早く中止を決断し、国民の命と財産を守るという国の責任をしっかり果たしてほしい」
 中止を求める一番の理由は「変異株ウイルスの脅威」だが、
「私たちが最も深刻な懸念を抱いているのは変異株ウイルスの問題です。新型コロナウイルスはこの1年半の間、世界各地で様々な変異株を生み、感染
 力や重症化を高める変異株ウイルスが主流になっています」
「五輪中止の要請時には、来日人数の規模は数万人と考えていたので、この数字には驚きました。東京五輪はかつてない規模で、世界中のあらゆる変異
 株ウイルスの結集と拡散、さらには新たな変異株ウイルスを生む環境を作り出してしまうリスクがあります。ワクチンの効果を弱める変異株を生む懸
 念もあり、そうなると世界が今、挑んでいるワクチンによる新型コロナとの闘いも水の泡になってしまいます。医師の立場で言えば、人の命と健康を
 守る観点から五輪開催はやってはならないと考えています」

>>849🐙
尾身だけではなく、国立感染症研究所長脇田も「全国医師ユニオン」代表の植山もやるなと言ってるで🐙