2021年6月25日 18時57分 新型コロナウイルス

去年12月に新型コロナウイルスの感染が確認され、半年にわたってECMO=人工心肺装置を着けて治療を受けていた福岡県の50代の男性の病状が回復し、今月中旬、装置を取り外すことができました。回復した新型コロナの患者が装着していた期間としては国内で最長だということです。

福岡大学病院救命救急センターによりますと、福岡県内に住む50代の男性は、去年12月初めに新型コロナの感染が確認され、重い肺炎のためECMOと呼ばれる人工心肺装置を着けて治療が続けられてきました。

そして、今月中旬、病状が回復し、装置を取り外すことができたということです。

新型コロナの治療では一般的にECMOの装着は1か月をめどに行われますが、今回は189日に及び、全国の重症患者の治療について情報をまとめている「ECMO-net」によりますと、回復した新型コロナの患者が装着した期間としては国内で最長だということです。

男性は今も人工呼吸器を着けていて話すことはできませんが、筆談で「病院のおかげで今、生かされてリハビリが出来ています。感謝 ありがとうございます。リハビリ子供でも出来るわって事を懸命にやっています。これからもがん張るぞ!」と心境を明かしました。

この病院は去年春から新型コロナ患者のECMOを使った治療に特化して取り組んでいて、期間が長くなった際の合併症への対処法など、経験の積み重ねによる治療技術の向上が生かされたとしています。




治療責任者「ECMOの治療技術 明らかに発展」
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210625/k10013104161000.html