・肥満、糖尿病、飢餓状態をなんとかしないとアメリカが滅ぶということで
 ミシェルオバマが肥満との戦い(レッツムーブ)というのを掲げた
・2010年にとりあえず学校給食から体に悪いものを取り除こうという法案を出した
・ヘルシー法案によって禁じられたのはコーラ、ソーダ、ジュース
 フライドポテト、フライドチキン、キャンディ、ゼリーなど
・多くの貧しい地域の学校にはコーラの自動販売機がある。コーラなどのジャンクフードの
 会社が資金を援助するため。昼食に自社の飲み物、食べ物を導入させる
・貧しい地域の学校はお金がない。コーラの自動販売機置かせる代わりに鉄棒作って
 あげますっていわれると自動販売機を置かせてしまう
・子供の体を砂糖漬けにするための長い戦略。ジャンクフードに慣れさせるための戦略
・アメリカの学校給食の75パーセントにはジャンクフード会社が入っている
 学校給食に冷凍ピザが出る。お金がないので学校給食を作る人を雇えないし
 しかも物凄く安く卸す。子供のころからジャンクフードに慣らすのと学校がたくさんあるので
 それを自分達の市場にすれば巨大なマーケットになる
・アメリカにも5万5千人の栄養士組合があるが、オバマ夫人の給食改革に徹底的に
 反対している
・ヘルシー法案が厳し過ぎるので緩くしようという改正案が下院で通ってしまった
 それを支援したのが栄養士協会。栄養士協会が栄養のある食べ物に反対している。
・栄養士協会の年間の運営資金は冷凍ピザの大手やジャンクフード企業からの
 寄付で成り立っている
・オバマ夫人の肥満対策運動に資金を出しているのもジャンクフード会社で
 この運動を潰さずお金をつぎ込むことでジャンクフードを排除できないようにした
(コーラを禁止→100%オレンジジュースに転換 繊維のないオレンジジュースは糖分のカタマリ)
・下院は貧しい南部からきた共和党議員が多い。しかしフード産業の言いなりになっている
 彼らは穀物産業も守っている。穀物が安いのは大量の補助金が穀物に対して出されているから
 アメリカの農業補助金の84パーセントはほとんど穀物に費やされる
 残りの15パーセントは畜産で野菜にはほとんど費やされない
・小麦やコーン、トウモロコシには巨大メジャー(ものすごい圧力団体)が存在する
・トウモロコシは生産者原価がほとんどタダで補助金で暮らしている
・穀物団体は物凄い力を持っているが野菜は力を持っていない
・その結果、下院議会でピザは野菜ということになった
・金が裏で動いてるのでどんな法案も通ってしまう →解決不可能