0001かわる ★
2021/09/12(日) 14:19:27.72ID:ws5T0Goq9これまで研究者らは、能動輸送(細胞の膜または層を介した物質移動)の能力を持つ生細胞の類似体を作成することができなかった。
ニューヨーク大学とシカゴ大学の研究者らは、ポリマーからリンパ球サイズの球状の膜を作成し、それに穴を開けた。これによって、膜輸送用のナノチャネルができあがった。
細胞内でこのプロセスに必要なエネルギーは、アデノシン三リン酸とミトコンドリアの分子によって生成される。研究者らはナノチャネルに光触媒を加えた。光触媒は紫外線の影響下またはpHが変化したときに低圧領域をつくり、膜に「負荷」を起こさせる。光を消すと、膜内の物質は「加工」用に残る。逆のプロセスは、負荷を外に押し出すのを可能とする。
開発は一連の実験でその能力を発揮した。ある実験では、人工細胞が汚染物質から水を浄化することに成功した。別の実験では、マイクロカプセルが大腸菌を「飲み込む」ことに成功した。これについて研究者たちは、抗菌薬として使用できるとの見方を示している。人工細胞は、ドラッグデリバリーにも使用することが可能。
https://jp.sputniknews.com/science/202109128686533/