新型コロナウイルスのワクチンについて、米製薬大手ファイザーと、共同開発した独バイオ企業ビオンテックは20日、

5〜11歳でも安全性と効果を示すデータが確認できたとする新たな臨床試験の結果を発表した。
近く米食品医薬品局(FDA)や各国の規制当局にこのデータを提出するという。


発表によると、臨床試験には5〜11歳の2268人が参加。
大人が接種する量の3分の1の量を2回、3週間あけて接種したところ、16〜25歳の臨床試験結果と同程度に、ウイルス感染を防ぐ抗体ができることが確認できたという。

副反応についても、16〜25歳と同程度で、深刻なものはなかったという。
ビオンテックのウグル・サヒン最高経営責任者(CEO)は「学校に通う年齢の子どもたちのデータを冬が始まる前に提出できたのはよかった。
5〜11歳は少ない接種量だったが、安全性や免疫反応を引き起こす性質は、より多い接種量だったそれ以上の年齢の人たちと一致していた」としている。


2社は、生後6カ月〜2歳、2〜5歳についてもそれぞれ近く臨床試験の結果を出す予定としている。

https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20210920001929_comm.jpg


2021年9月20日 21時06分
https://www.asahi.com/articles/ASP9N6X85P9NULBJ00K.html