https://news.yahoo.co.jp/articles/030278b51a3de33ced9186966f83d718dc2b09a1
 米商務省は24日、電気自動車(EV)や新鋭戦闘機のハイテク部品などに使われる「ネオジム磁石」の輸入が安全保障に及ぼす影響を調査すると発表した。
ネオジム磁石は中国が生産大国。安保上の懸念があると判断すれば、高関税適用などの輸入制限を実施する可能性がある。

ネオジム磁石は中国への生産依存度が高いレアアース(希土類)などから作られる。
EVのモーターやスマートフォンなどのハイテク製品のほか、軍事用途まで幅広く使用されている。

米通商拡大法232条に基づく調査で、商務省は産業界に11月12日までに調査への回答を求め、2022年6月までに大統領に調査結果を報告する。
レモンド商務長官は声明で「国家安保と技術リーダーシップを守るため、サプライチェーン(供給網)強化に取り組む」と述べた。