https://www.shinrinbunka.com/news/pickup/18600.html

「命のビザ」感謝の木々、伐採 杉原千畝さん親族に管理団体が謝罪 イスラエル

 第2次世界大戦中にナチス・ドイツの迫害からユダヤ人を救った「命のビザ」を発給した外交官、杉原千畝(ちうね)(1900〜86)に感謝を示すため、イスラエルに植樹された木々が伐採されていたことが分かり、イスラエルの団体が親族に謝罪した。

イスラエル側は1985年、杉原をたたえてエルサレム近郊のベイトシェメシュに約400本の木を植樹し、記念碑も設置した。
 しかし、今年、四男の杉原伸生(のぶき)さん(70)が現地を訪れるのを前に地元の関係者が調べたところ、植林した森がなくなっていた。00年代に付近の宅地開発で木々が伐採され、記念碑も撤去された可能性が強いという。