どのぐらいおまいらに科学的素養があるのか知らんけど
大雑把にこの仕組みを説明してやろう

金属ってのは一見硬くて何も通さないように見えるけど
実は水素を吸収する隙間がある
パラジウムやニッケル(物騒だがウランやプルトニウム)は水素を吸着しやすい
そういう金属の中に入った水素は、物としての水素の性質をとらず
量子力学的な確率的存在になる
原子の周りを回る電子みたいなものだ、実際はくるくる回っているのではなく
雲のような存在になってる

その量子力学的存在となった水素は、金属の状態によって場所により存在の確率が偏る
つまり、水素が入りやすい穴のようなものが空いていると、そこに水素が存在しやすくなる
核融合が難しいのは、クーロン力という力によって原子と原子が接近すると反発しあうからだ
そのクーロン力を超えて水素と水素をぶつけ合わないと核融合は起きない
なので現状の核融合炉というのは恐ろしい温度を必要としている

しかし、量子力学的存在となった水素にはなぜかそのクーロン力がかからない
その穴で存在確率の上がった水素に熱や電気などの衝撃を与えると、核融合が起きてしまう
実際はその金属とも反応してしまって、ヘリウムだけでなく複雑な物質が多様に発生する
そのときに、失われた質量が熱として放出される
これが今回のエネルギー源

ちなみにこれをウランやプルトニウムでやると小型核ができる