自民党の安倍晋三元首相は14日、衆院が解散されたことについて「コロナ脱却V字回復解散だ」と述べた。「新型コロナウイルス脱却の道筋を示し、経済を再生し、生活をどのように支援するかを訴えていく選挙だ」と説明した。国会内で記者団に語った。

立憲民主党は政権交代した場合の共産党の「閣外協力」に合意し、選挙区での候補者一本化を進めている。安倍氏は「共産党は、日米同盟破棄、自衛隊違憲(の方針であり)、安全保障政策の根本で全く違う考えを持っている政党(立民)と協力するのは、まさに選挙のためだけの談合協力だ。国民は厳しく見ていると思う」と批判した。

その上で「この政党に日本の安全を任せるわけには絶対にいかない。彼らが政権を取るようなことになれば、日米の信頼関係は根底から崩れていく。そういう政権を許すわけにはいかない。なんとしても私たちは勝ち抜かなければならない」と強調した。

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