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2021/11/5
 衆院選「民主党」案分票は400万票? 「有権者の思い反映されず」
 10月31日に投開票された衆院選の比例代表で、立憲民主党と国民民主党がそろって略称を「民主党」として届け出たため、得票の割合に応じて票を振り分ける
「案分票」が大量に生じた可能性があり、静岡県の場合、静岡市葵区で7955票もの案分票が発生したが、両党は公職選挙法に基づき、略称をともに「民主党」と
 して中央選挙管理会に届け出たが、中央選挙管理会は政党の略称について異議をとなえることができず、そのまま受理し、結果的に全国で膨大な案分票が出た
 との事。
 静岡県内は最多の静岡市葵区に続き、静岡市清水区が7463票、静岡市駿河区が6764票、沼津市が6896票、三島市が4536票、富士市(静岡5区)が8355票、富士市
(静岡4区)が630票などが多く、有効投票数に占める案分票の割合をみると、最も低かった静岡市葵区でも7.39%、割合が高い富士市(静岡4区)は8.79%、三島
 市で8.78%で、札幌市は7万2666票の案分票があり、開票終了が想定よりも約4時間遅れたが、全国で7%の案分票が出たとすれば、合計は400万票を超え、共産
 党の総得票数とほぼ並ぶとの事。
 投開票当日、各市の選挙管理員会や投票所に対して、「間違って書いてしまった。分かりやすくしてほしい」、「この略称表記は正しいのか」などの苦情や問
 い合わせが相次ぎ、三島市選管の担当者は「『この政党に投票したい』という有権者の思いと違うところに票が振り分けられてしまう。解消する方法を検討し
 てほしい」と話したが、総務省選挙部管理課の担当者は「1992年の参院選でも日本新党と国民新党がともに『新党』を略称とした例があり、法律に基づき選挙
 事務を行っている。実際にどれだけの案分票が出たかは把握していない」との事。

 京都府内で「民主党」4万8000票 「あえて書いた」労組OBも
 今回の衆院選の比例近畿ブロックで、旧民主党をイメージする「民主党」票が京都府内で約4万8000票を獲得していた事が分かったが、れいわ新選組や社民党の
 得票を上回るほどの水準で、かつて旧民主党を支援した労組には「あえて『民主党』と書いた」という根強い支持者もいるなど、一時は政権を担った旧民主へ
 の思いも根強く残っているとの事。
 府選管によると、比例代表で「民主党」と書かれた票は府内で4万8593票(速報値)に上り、れいわの4万2599票、社民の1万3006票よりも多く、得票総数(115万
 9553票)の約4%を占め、府選管の担当者は「選管として分析などはしていないが、個人的には多いと感じた」との事。
 これらの票は、公職選挙法に基づく比例代表の略称が立憲民主、国民民主党とも「民主党」となっている為、両党の得票割合に応じて票を割り振る「案分」扱い
 となるが、府内の比例代表の得票数は立憲15万8980票、国民5万9593票で、これに基づいて計算すると、「民主党」票のうち約3万5000票が立憲に、約1万3000票
 が国民に割り振られた事になるが、立憲、国民とも混乱を避けるため、公式ツイッターなどで「比例代表は正式名称で」と呼び掛けていたが、立憲府連の関係者
 は「有権者一人一人の『こちらの党を応援したい』という思いが正しく反映できていないのでは」と懸念し、国民府連の幹部は「長年の支援者からは今も『民主
 党』と言われる。党として昔のイメージを捨てられていない」との事。
 一方、連合京都の広岡和晃会長によると、旧民主党を支援してきた労組OBを中心に「両党を応援したいので、あえて『民主党』と書いた」という人もおり、広岡
 会長は「今は2党に分裂しているが、また大きな塊になってほしい。立憲の新しい代表に期待したい」との事。
※立憲民主党と国民民主党が提出した「民主党」という略称を認めたのは総務省の中央選挙管理会であるが、総務大臣は自由民主党の熊本1区の衆院議員の金子恭
 之が務めている。野党共闘で苦戦が予測される自由民主党は総務大臣の金子が、総務省の中央選挙管理会に命じてこの略称を認めた可能性が高い。この様な姑
 息なやり方で選挙に勝利した自由民主党に政権担当能力は無いと断言できる為、来る第26回参院議員選挙では自由民主党と同じ与党の公明党並びにそれらに媚
 を売る日本維新の会と、野党共闘に参加せず政党支持率が低いにも拘らず案分票で議席が増え、立憲民主党・日本共産党との国対からも離脱し、与党とも是々
 非々で賛同すると宣言した国民民主党の公認・推薦する候補者には、一切の投票をしない事を強く勧める。