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こんなもんよ。で

 軟禁の渦中にある98年夏から冬にかけ、山口さんは兵庫県警甲子園署に計3回駆け込んでは窮状を訴えた。が、いずれも「民事不介入」を理由に警察が動くことはなかったという。

「最初は美代子との関係に始まり、これまでのことを2〜3時間かけて説明しました。しかし相手の警察官はシラけた様子。諦めて帰る前に、今日私が来てこういう話をしたことだけは記録しておいてくれと言うと、その警察官は『わかった』と答えました」

 しかし、2カ月ほどして山口さんがふたたび同署を訪れると、前回に来た際の記録は残っておらず、またイチから説明を繰り返すことに。山口さんは嘆く。

「その時も私に話をさせるだけさせて、諦めて帰るのを待っているような感じでした。案の定、『親族間の争いごとについては民事不介入やから』と断られ、私は1回目と同じく、今日のことは記録に残しておいてほしいと言い置きました」