5/8(日) 0:11

 ロシア国防省は7日、2日後の対独戦勝記念日に行う軍事パレードの総合リハーサルをモスクワの「赤の広場」で実施したと発表した。9日は、核戦争時の司令部となる空中指揮機「イリューシン(IL)80」もモスクワ上空を飛ぶ予定。核戦争を示唆する警告をロシアが西側諸国に与えようとしている、とみる欧米メディアもある。

 ロイター通信などによると、IL80は「審判の日の飛行機」と呼ばれ、核戦争の勃発時に大統領らが乗り込んで移動式の指揮所となる。IL80がパレードに合わせて赤の広場の上空を飛ぶのは、2010年以降で初めてだという。ロイター通信は、ウクライナを支援する欧米に対し、ロシアのプーチン大統領が「終末の日」を示唆する警告を与えようとしていると報じた。

 ロシアメディアによると、7日のリハーサルはプーチン氏とショイグ国防相が参加しない点以外、本番とほぼ同じ内容で行われた。国防省によると、軍人ら約1万1千人が参加。第2次世界大戦で使われたT34―85戦車のほか、現代の軍用車両131台が加わった。また、航空機とヘリコプター計77機が赤の広場の上空を飛んだという。

ソース https://news.yahoo.co.jp/articles/97f3ac67b30621d3f88f25d9b062634699dcbe00