※2022/05/13 07:28

 北海道・知床半島沖で沈没した観光船「KAZU I(カズワン)」の運航会社「知床遊覧船」(斜里町)が、業務用利用を禁じられていたアマチュア無線を使っていた問題で、総務省北海道総合通信局が12日、同社の聞き取り調査に乗り出した。業務用利用の証言は得られたが、誰が電波法に基づく使用許可を得たのか不明な無線機が複数見つかった。同局は桂田精一社長(58)に詳細な報告を求めている。

アマチュア無線の利用実態について聞き取り調査に訪れた北海道総合通信局の職員(12日、斜里町ウトロで)=佐々木紀明撮影
 調査では、事務所での聞き取りと、漁港に停泊中の同社の「KAZU 3(カズスリー)」の内部確認が行われた。対応したのは同社で客の受け付けを担当していた男性社員。桂田社長は同席しなかった。

 同局の担当者によると、聞き取りには社員が「船が事務所に業務連絡する際、アマチュア無線を使っていた」と証言。同社の船はツアー中、「今、滝を通過」など、あらかじめ決めた地点を通る際、事務所への連絡手段としてアマチュア無線を使っていたという。

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読売新聞オンライン: アマチュア無線を使っていたと証言する社員、調査担当者「無線をよく分かっていなかったのでは」.
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220513-OYT1T50071/