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オウムは反医療、怪しい治療

オウム真理教附属医院(オウムしんりきょうふぞくいいん、英語名Astral Hospital Institute<アストラル・ホスピタル・インスティテュート> 、通称AHI[1])は、東京都中野区[1]にあったオウム真理教の医療機関(診療所)である。
1990年にオウム真理教によって設立された医院。温熱療法やヨーガなど教団独自の治療法が行われていた。オウムの宣伝用新聞『契約の書』によれば、信者が「クモ膜下出血の後遺症から奇跡的に回復」「末期癌が完治」「肝炎・肝硬変が改善」したという宣伝が載っていた[2]。
48時間以上の収容を原則禁止する医療法第13条を無視し、頻繁に入院という名目で信者等を何ヶ月も監禁するなど非合法活動の場としても使われた[1]。薬剤師リンチ殺害事件では当医院所属の薬剤師が殺害された。1994年4月5日には宮崎県資産家拉致事件の被害者がここで監禁され、治療としてオウムの修行をやらされていた[3]。薬品(特に麻薬等)を合法的に購入するためには、医療法に基づく医療機関を開設する必要があり、そのために当該診療所を開設したともいわれている[4]。医院では5年間に21人が死亡したともいう[5][6]。

麻原彰晃逮捕の影響により、1995年10月31日に廃止された。

以下のような治療が行われていた[9]。

温熱療法
熱湯に浸る療法。教団の修行にも導入され多くの死者を出した。詳細は温熱療法 (オウム真理教)を参照。
ガージャ・カラニー
洗面器一杯の塩水を飲んで吐くことを繰り返し、胃を洗浄する[10]。
ネーティ・カルマ
湯に浸した長さ50cm・幅3cmの布を鼻から挿れ、口から出す。これを繰り返すことで反射が止まり、咳や鼻水が出なくなるとされた。
インドのスートラネティと同じ。[11]。

「オウム真理教の修行」も参照
Wikipedia