愛知県豊川市の豊川信用金庫蔵子(ぞうし)支店で22日、客と職員計5人が最長13時間にわたり人質にされた事件で、無職長久保浩二容疑者(32)が、過去に事件を起こして服役した経験から将来を悲観する発言をしていたことが、知人らへの取材で分かった。逮捕後の調べにも「自暴自棄になった」と話し、県警が動機の解明を進めている。

 関係者によると、長久保容疑者は窃盗や詐欺事件を起こして服役していた。出所後、一定期間滞在できる福井県や愛知県の更生保護施設で過ごしていた。

 2010年2~6月に福井県の施設で同室だったという50代の男性によると、長久保容疑者は明るい性格で、言葉遣いは丁寧だった。建設関係の仕事に休まず通っていた。

 繊細な面もあり、落ち込むと食事をとらず、風呂にも入らなかった。家族について「10代で非行に走り、見捨てられた」「どの地域にも執着はない」と明かした。男性が「知識があるから、現場作業以外の仕事もできる」と励ますと、「能力がないことはわかっているし、犯罪者だから」と答えたという。

もう人生諦めてるんやね…まぁ人殺さんかっただけでもね…