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皆さんお気付きのように、消費税の導入とともに、我が国の賃金上昇は停止しました。
なぜでしょうか。

法人税の計算式
(売上-仕入-人件費-その他経費)✕税率

消費税の計算式
(売上-仕入-その他経費)✕税率

実は法人税と消費税の計算式はほとんど同じで、唯一違うのは人件費を差し引けるかどうかのみです。
今法人税率を下げて消費税率を上げていっていますが、そうなるとますます人件費を払うと不利になってしまいます。
サービス業の例て見ていきましょう。

売上 1000万円(以下税込価格)
人件費 800万円
その他経費 200万円

上記の場合、法人税の計算は以下の通りです。
(1000万-800万-200万)✕23%=0円
利益がゼロなので法人税もゼロですね。

一方消費税はというと…
(1000万-200万)✕約9%=72万円
なんと、利益がゼロなのに72万円の消費税がかかってきます。
これが続けば企業は倒産です。
あなたならどうしますか?
こんな利益の出ない企業など倒産すればいい?
その通りですね。
しかし実際我が国の企業の3分の2は赤字決算で、経営者も必死です。
そこでピコーンと閃きます。
人件費を72万円減らせばいいんじゃね?(人件費を減らしても消費税額は増えない)。
これを全国的に数十年続けてきたのが我が国なのです。