現地からの映像では、建物が激しく燃え、大量の黒煙が立ち上っているほか、けがをした人たちが病院で手当
てを受けている様子が確認できます。

このうち、頭などにけがをした45歳の男性は「やけどをしたり、血まみれになったりした人を大勢見ました。地獄
のようでした」などと話しています。

ウクライナの非常事態庁によりますと、これまでに18人の死亡が確認され、59人がけがをしたということです。

この攻撃について、ウクライナ空軍は27日、ロシアの首都モスクワの南西にあるカルーガ州を飛び立った爆撃機、
ツポレフ22M3が、ウクライナと国境を接するロシア西部クルスク州の上空から発射したミサイルによるものだっ
たと発表しました。

一方、ロシア国防省は28日、欧米側からウクライナに送られた武器や弾薬が保管された倉庫を攻撃した結果、
弾薬が爆発し、隣接するショッピングセンターで火災が発生したと説明しました。

しかし事態を重く見た国連の安全保障理事会は、28日午後、日本時間の29日午前に緊急会合を開くことを決
めました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220628/k10013692951000.html