【広島平和記念式典に寄せる国連事務総長挨拶】

本日はお招きいただき、感謝申し上げます。

今から77年前、何万人もの人々の命が、この地で、瞬く間に奪われました。
女性たち、子どもたち、そして男性たちは、地獄のような炎に焼かれました。
建物は塵と化しました。
生き残った方々は、放射能による後遺症に苦しめられました。
がんに侵され、様々な病気に蝕まれました。
そして彼らの体には、人類の歴史の中で最も破壊的な攻撃を生き延びた印として、はっきりとした傷が刻まれました。
被爆者の方々による揺るぎない証言は、核兵器の根本的な愚かさを私たちに気付かせてくれます。

核兵器は愚かなものです。
1945年から3四半世紀が経った今、この空に膨れ上がったきのこ雲から私たちは何を学んできたのか、問わなければなりません。

冷戦時代、紙一重で免れてきた人類絶滅の危機の数々から、あるいは、数十年にわたる兵器削減や、核兵器の使用・拡散・実験に反対する原則が広く受け入れられるようになったことから、私たちは何を学んできたのか考えなければなりません。

※以下はソースで

FNNプライムオンライン 2022年8月6日 土曜 午前8:57
https://www.fnn.jp/articles/-/399785